信頼を築けた瞬間が楽しい/川上 優太朗

「目の前の相手に対して、少しでもできることがあればいいな」
と思いながら日々チャレンジを続けている。
 

PROFILE

信頼を築けた瞬間が楽しい/川上 優太朗

川上 優太朗

2020年新卒入社

ビルマネジメント事業本部 BM事業部
統括管理一部 都心エリア三課
セルリアンタワーの統括管理業務を担当
※取材当時

父の仕事をきっかけに不動産業界に興味が湧いた

川上さんインタビュー風景
2020年に新卒として入社して、今年で4年目になります。

入社の理由は、「東急プロパティマネジメントなら安心して働ける」と感じたからです。

実は、僕自身は、大学では海洋学を専攻しており、在学中は水族館への就職を目指していました。
しかし、水族館の採用は狭き門ですし、仕事内容を調べていくうちに、待遇面やワークライフバランスの点で「好きでも長く働き続けるのは厳しい仕事だな」と感じました。

不動産業界に興味を持ったのは、自営業を営む父親の影響です。
父親は、空調関係の設備を扱う会社を営んでいます。
以前から父から仕事の話を聞いたり実際に携わったりする機会があり、将来の進路として不動産業界や不動産仲介にも関心を持ち始めました。

就職活動では、不動産業界の企業を複数社受けました。

説明会や面接で東急プロパティマネジメントの方のお話を聞くうちに、グループの安定性や離職率、休みの取りやすさ、風通しのよさに魅力を感じるようになりました。
そして、就活で一番最初に内定をいただいた当社に入社することに決めました。

ビルの統括管理はさまざまな相手とコミュニケーションをとる仕事

入社後は、2つの部署を経験しました。

一番初めに配属されたのは、施設サービス部です。
配属期間の2年間は、当社が所有する一般のお客様を対象にした施設の清掃物件の対応を担当していました。
主な仕事内容は、清掃スタッフの方やテナントのオーナー様であるお客様との折衝です。

現在は、渋谷にあるセルリアンタワーで統括管理を担当しています。
具体的な仕事内容は、入居中のオフィスやホテルに関する契約や雑務の対応、設備の清掃、警備です。
ご利用されているテナント様から見ると、僕たちは「困った時に質問や相談をする大家さん」のような立ち位置ですね。

ここでは、セルリアンタワーで働く僕のある1日の流れを紹介します。
   

川上さんのとある1日の流れ

  • 9:30
    出勤

    同じチームで働く統括管理4名との情報共有と個人のメールチェックをします。

  • 10:00
    朝会

    朝会には統括管理・設備・清掃・警備・ホテルのすべてのチームが出席し、情報共有や質疑応答を行います。

  • 10:30
    協力会社さんとの打ち合わせ

    ビル内の配管の入替工事に関する打ち合わせを行います。

  • 12:00
    昼食

    近隣の飲食店でランチタイムを過ごすこともあります。

  • 13:00
    オフィスにて資料作成

    報告書やテナント様へのお知らせの資料などを作成します。

  • 14:00
    テナント様の対応

    テナント様に連絡をいただいたら、現場に駆けつけます。
    空調管理や備品の故障など、ビル内の設備に関するあらゆるご要望やご質問、ご相談に対応します。

  • 15:30
    テナント様との打ち合わせ

    テナントのオーナー様との打ち合わせを行うこともあります。
    一般のお客様の来店が少ない時間帯に行うことが多いです。

  • 18:30
    終業

    お疲れ様でした!

 
セルリアンタワーで働いている当社の社員は、統括管理、設備、警備、清掃スタッフとそのまとめ役などさまざまです。

統括管理の中では、僕は最年少なので、わからないところは先輩方に相談しながら日々業務にあたっています。

統括管理は、毎日の決まったルーティンがない仕事です。
基本的には統括管理の事務所に常駐し、テナント様やお客様からの連絡が入り次第現地に駆けつけて対応しています。
その日によって関わる相手や仕事の内容が異なるので、変化のある仕事ですね。 

上司や先輩方に質問しやすく風通しのよい会社

川上さん打ち合わせ風景
入社する前は、大学で学んだことが活かせない分野だったので、正直不安がありました。

特に、不動産業界を目指している大学生の中には宅建などの資格を取得している人もいて、「事前知識のない僕でもちゃんと務まるのかな?」と心配でしたね。

それでも、入社後は研修や日常の業務で上司や先輩方に教えていただいたり、協力会社さんとのコミュニケーションの中で知識をつけることができています。
同じように不安に感じている就活生の方も、自分の強みを活かして活躍できるので安心してくださいね。

入社してからの大きなギャップは、特にありませんでした。
説明会の通り、福利厚生面では休みを取りやすい環境です。
上司や先輩方も話しやすい方ばかりで、風通しのよい会社だと感じています。

残業は基本的に少ないですが、設備の切替工事がある時期は忙しくなることがあります。

例えば、テナントのホテル様の天井に漏水が発生したときは、一般のお客様が少ない時間帯に作業をしなければならないので、夜間まで残って立ち会いました。
担当の物件にもよりますが、まれにそのようなイレギュラー対応が入るケースもあります。

仕事を通して多岐に渡るジャンルを勉強する日々

セルリアンタワーに異動してから大変だったことは、業務の幅の広さです。

入社してすぐに配属された部署では、関わるのは清掃業務が主でした。
さらに、スタッフの方も知識や経験が豊富な方が多く、新人の僕は常に先輩方についてまわって教えてもらうことができました。

ところが、現在勤務しているセルリアンタワーでは、清掃だけでなく、空調や電気、建築など、多岐に渡るジャンルの工事の手配に携わる場面があります。

セルリアンタワーの建物自体ができてから約20年が経つので、その分さまざまな場所の設備の切替工事が必要になるのです。

設備関係は大学時代も入社してからもまったく触れてこなかった分野なので、最初はプロである協力会社さんと打ち合わせをする度に不安でした。
僕自身が知識のない中で話すので、会話でもなかなか理解が追いつかず、話し合いや判断が進まず、申し訳ない気持ちが大きかったです。

業者の方は、僕がわかっていないことに関してはきちんと教えてくれます。
丁寧に対応してくださるのでとても助けられているのですが、僕も相手に甘えるだけではなく、一つ一つ学びながら知識を増やさねばと勉強しているところです。

やりがいはコミュニケーションを通して信頼関係を築けること

川上さん仕事風景
やりがいを感じる瞬間は、日々のコミュニケーションの中でテナント様やお客様と信頼関係を築けた時です。

現在の部署では、僕はオフィスのテナント様の対応をメインに担当しています。
例えば、テナント様から「空調が少し寒いので改善できますか?」「鍵をなくしてしまいました」などのご連絡をいただいて、ご質問やお困りごとに対応します。

テナント様に直接感謝の言葉をいただけたり「またお願いします」と頼ってくださったりした時は嬉しいですね。
最初は距離感があった関係が、会話を重ねていくうちに信頼関係が深まります。
「頼ってもらえた!」「相談してもらえた!」と感じた時に、僕自身もこの仕事をやっててよかったなと感じます。

また、サービス業として、すぐに「NO」という断り方はしたくないんです。
僕自身に、「目の前の人に対して、少しでもできることがあればいいな」という考え方があります。
「難しいかな」と思っていたことでも、アイデアを絞りながらご要望に添えた時に大きなやりがいを感じますね。

僕自身は、元々「人の役に立ちたい」という気持ちが強いタイプです。
学生時代にバレー部でキャプテンをしていた時には、「相手のために良くしてあげたい」「よりよい環境にしたい」と常に考えていました。
また、バレーでは、個の力が強くてもチームとしてまとまることが大切です。

学生時代の経験は、就職後も相手と信頼関係を構築するうえで活かせています。

「任されている以上はちゃんとやりたい」というプライドがある

入社して初めての部署では、一棟のビルを一人で対応していました。

一般のお客様を担当していたので、関わる方も法人よりは個人オーナーの方が多く、さまざまなタイプのお客様がいらっしゃいました。
コミュニケーションには正解がないので、さまざまな変化球を試しながらお客様との関係を築けるように努力しましたね。

また、自分一人で担当している物件では、清掃スタッフの方が休んだ時に顔を出したり、自分が代わりに清掃業務に入ったりすることもありました。

もちろん、わからないことや困ったことは本社の上司に相談できる環境なのですが、「任されている以上はちゃんとやりたい」という僕自身のプライドがあったので、その分バランスを取るのが難しかったかもしれません。

現在の部署は4人でのチーム態勢なので、日々情報共有をしながら、突然誰かが抜けてもお互いにフォローできています。

東急プロパティマネジメントの魅力は「人」

川上さんインタビュー風景
東急プロパティマネジメントのよいところは、「人が良い」と感じられることです。

今まで経験した2部署でも人に恵まれていて、親切な上司や個性的で面白い先輩にたくさん出会いました。
仕事内容と同じくらい、「誰と一緒に仕事するか」は大事なことです。

僕自身は、人間関係での悩みやつらさはなかったですよ。
ワークライフバランスも整っており、非常に働きやすい会社です。

事業内容では、東急グループの基盤が安定しているからこそ、渋谷の再開発などのさまざまなことにチャレンジできるのではないかとワクワクしています!

自分にとって納得できる就職活動をしてくださいね!

就活生の皆さんには、悔いのない就職活動をしていただきたいです。

僕は元々海洋学を勉強していましたが、さまざまな事情から二番目に興味があった不動産業界を選びました。
今思えば、「もっと調べていれば海洋学を活かせる会社もあったのかな」と思うこともあります。

僕自身は今、東急プロパティマネジメントで楽しく働けていますし、皆さんと一緒に働けたらもちろん嬉しいです。

それでも、今、この記事を読んでいるあなたに本当にやりたいことがあるのなら、すぐに妥協せず、自分が納得できるまでたくさんの会社を見ていただきたいです。

「就活がつらい」「早く就活を終わらせたい」という気持ちもよくわかりますが、自分が納得した会社に入った方が入社後のモチベーションも保てるはずです。
そのうえで東急プロパティマネジメントを気に入って入社していただけたら、お互いにとってハッピーなことだと思います。

就職活動は大変だと思いますが、頑張ってくださいね!

目標は「現場のスペシャリスト」としてよりよいビルを作ること

川上さん仕事風景
現在の僕の目標は、「現場のスペシャリスト」になることです。

僕は、現場で働くことが大好きです。
テナント様やお客様との日々のコミュニケーションから、相手と信頼関係を築くことに大きなやりがいを感じています。

今はまだまだ新人ですが、ゆくゆくは現場の頭として、みんなをまとめながらよりよいビルを作っていく立場として働けたらいいなと思っています。

そのために、日々さまざまな分野の知識をつけながら、初めてのことも「修行」と思いながらチャレンジしている毎日です。
僕自身の強みを活かしていける部署や立場で、会社やお客様の力になりたいですね。

まとめ

現在、渋谷・セルリアンタワーにてテナント様や協力会社さんとの折衝を行う統括管理業務を担当する川上さん。

インタビューからは、ソフトで人あたりのよい川上さんが現場の方々とのコミュニケーションを通して信頼を積み重ねる様子がしっかり伝わってきました。

今後も、川上さんのさらなるご活躍に期待しています!