部下のモチベーションを支える/小川 智也

マネジメント職として部下をサポートする。
お客様のお言葉をスタッフのモチベーションにつなげたい。
 

PROFILE

部下のモチベーションを支える/小川 智也

小川 智也

2014年中途入社

ビルマネジメント事業本部
BM事業部 統括管理二部 沿線エリア一課(たまプラーザ・青葉台・五反田)

課長職として複数ビルのマネジメントを担当

2014年2月にキャリア採用にて中途入社をして、2024年の2月で丸10年が経ちます。

現在は、ビルマネジメント事業本部 BM事業部 統括管理二部 沿線エリア一課の課長職に就いています。

主な仕事は、東急沿線にある商業施設のビル管理業務を束ねるマネージャーです。
私は、設備や清掃、警備の現地スタッフをとりまとめる役割として、4つの物件の全体マネジメントに携わっています。

基本的には、現場は現地の責任者にまとめてもらっているので、私は現場からの相談やトラブルの対応、判断、お客様に提案する内容を一緒に考える業務にあたっています。

総合事務職でのキャリアアップを目指して転職

小川さんインタビュー風景
東急プロパティマネジメントに入社したきっかけは、前の職場で5年間勤めている中で、異なる業界や業種にチャレンジしたい気持ちが芽生えたからです。

前職も前々職も事務職でしたが、いずれもビルとは関係のない仕事でした。
業種としては、システム会社や病院の事務関係の仕事に携わっていました。
実のところ、東急線の電車にも乗ったことのない中で入社しました(笑)。

東急プロパティマネジメントの募集職種の「総合事務職」というところに魅力を感じました。
仕事内容や待遇をみて「今よりもステップアップできる」と確信し、転職を決意しました。

周囲に質問しやすい環境で仕事を身に付けられた

最初は会社そのものよりは仕事内容で選んだため、入社当初はビルマネジメントの仕事をはっきりイメージできていなかったのが本音です。

かつ当社に入社をしてすぐに配属された部署が、飲食事業を扱う部署でした。
飲食事業は現在はもうない部署ですが、ビル管理とはあまり関係ない仕事をしてきました。
そして、今から3年半前に現在の部署に異動し、初めて本格的にビルマネジメントに取り組むことになりました。

事務的な仕事は、前職の知識を活かせる部分だったのでスムーズでした。
飲食事業やビルマネジメントでは、自分に経験がなかった分、周囲に聞いて慣れていきました。
社内研修が充実しているだけでなく、まわりの同僚や上司・部下がわからないことを聞くと素直に応えてくれるので、不安なくここまで来れました。

キャリア採用なので即戦力を求められるところもありますが、当社では丁寧に教えてもらえます。
自分自身も、わからないことは積極的に質問をして、前に進むことができました。

1日の仕事に決まりきったルーティンはない

ここでは、ビルマネジメント業務での私のある1日の仕事内容を紹介します。
 

小川さんのとある1日の流れ

  • 9:00
    出社

    元気よく「おはようございます!」から始まります。
    朝礼に参加し、昨日~夜間の業務報告や当日の連絡事項、メンバーの予定などの確認を行います。
    当日に行う各種点検業務や修繕作業などにおいて、気をつけるポイントを指導したり、季節に応じた留意点(小まめな水分補給、防寒対策など)を周知したりします。
    その後、メールチェックを行い、その日の業務や打ち合わせに備えた準備などの事務処理を行います。

  • 10:30
    社内への情報共有

    各物件責任者と課内ミーティングを実施します。
    会社の新たな取り組みや依頼事項、法改正について、現場に共有します。
    また、各物件での困りごとをヒアリングし、他物件の事例などを参考に解決へのアドバイスを共有したりします。

  • 12:00
    昼食

    その日のスケジュールに応じて、臨機応変に休憩をとります。

  • 13:00
    お客様との打ち合わせ

    施設運営に関することや契約交渉などのミーティングを行います。
    お客様に寄り添った提案を行いながらも当社の主張は明確にし、双方にとってWIN-WINとなるような内容を固めていきます。

  • 15:00
    事務処理など

    各種ツールを活用しながら、部下の勤怠確認や見積書・請求書などの承認処理を行います。
    さらに、報告・連絡・相談を通して上司との情報共有を図ります。
    その間にもメールが届くため、対応の抜け漏れがないか確認し、すぐに対応するもの、明日に見送るものの業務整理をします。
    電話対応では、落ち着いてワンクッションおいての対応を心がけます。

  • 18:00
    終業

    夕礼では、本日の業務報告や振り返りを行います。
    今日行うべき業務の抜け漏れがないかを確認するとともに、今日の取り組みで良かった点、課題点などのフィードバックなども行います。
    そして、部下を労い「お疲れ様でした!」とあいさつをして一日の業務を終えます。


現在はマネジメント職で、定時は9時~18時です。
基本的に、1日の仕事に決まりきったルーティン業務はあまりありません。

社内外の打ち合わせに入ったり、現場からの突発的な相談やアクシデントに対応するのが私の立場です。

また、社内のビルマネジメント全体の取り組みについて発信されたものを落とし込んだり、「新たにこんなルールができたので守っていこう」という情報を各現場に伝えたりする役割を担っています。

チームワークによって得られる達成感がやりがい

仕事のやりがいは、お客様や社内のスタッフとのコミュニケーションを通して一つのことを達成できた時に感じます。

以前所属していた飲食事業の部署では、事業そのものを東急グループ内の別会社に事業承継をしました。
私は承継プロジェクトの中心人物として動いていました。お客様やスタッフに説明をしたり、懇切丁寧にお話をしながら無事にやり遂げた時は達成感がありました。

現在のビルマネジメントの部署に異動になったばかりの時は、右も左もわからない中でさらにコロナの時期が重なり、とても苦心しました。

当時は物件責任者として建物のビル管理を総合的にみていく立場でしたが、知識や経験のベースがない中でイレギュラー対応をしなければならないのが大変でしたね。

社内外のいろいろな人と連携しながら「休館対応はどうしようか」「感染対策はどうしようか」などを相談していく中で、なんとか乗り越えられたのはやりがいにつながりました。

特にコロナに関してはほかの社員も経験がなく、現場全体がフラットに悩みを共有できる状態でした。
自分自身もビルマネジメントは初めてでしたが、チームワークを醸成しながら困難を乗り越えたことで「異業種からの転職でも溶け込めた」という実感がありますね。
小川さん仕事風景

マネジメント職としてお客様の声を現場に反映する

商業施設のビル管理では、一般のお客様と直接お話をする機会はあまりありません。
それでも、お客様へのアンケートでいただいたお褒めの言葉がモチベーションにつながります。

例えば、「あの時の警備員さん、丁寧に案内してくださいました。ありがとうございます」などの現場へのポジティブなお言葉をいただいた時は嬉しいですね。
お客様からスタッフへのお褒めの言葉は、グループ会社を越えて共有するようにしています。

一方で、「○階のトイレが汚かった」などお叱りの言葉をいただくこともあります。
現場とコミュニケーションをとって問題の部分を重点的に強化して、よりよいビルを作るために活かしています。

マネジメントに携わる立場として、私からは日々の業務をこなすだけでなく「我々のミッションは?」と気付きを促す声がけも心がけています。

私たちとしては、お客様に「ここに来てよかった」と思っていただけることが喜びです。
目には見えづらい空調などもしっかり維持するためにしっかり点検することや、施設内を巡回することも、お客様の安心と安全につながっていきます。

キャリア採用で入られる方にも、お客様の喜びにつながるような素敵なアイデアをどんどん出していただきたいですね。
お客様の声を体感できたら、自分自身のモチベーションにもつながるはずです。

困った時に助け合える社風が心強い

東急プロパティマネジメントは、困った時に助けてくれる人がたくさんいる会社です。

商業施設の維持管理では「お客様に快適に過ごしていただく」という大きな目標があるため、スタッフ全員が同じ方向を向きながら仕事に取り組めています。

自分だけでは解決できない時に助けてくれる人は貴重なので、大切にしています。
やはり、まわりに助けてくれる人やアドバイスをしてくれる人と心強いですよね。

待遇面では、福利厚生も充実していると思います。
例えば、育児のための時短勤務をしている男性も現場に打ち解けて仕事にあたっています。
世の中の流れに合わせた福利厚生が整っているので、それぞれの状況に応じて柔軟に対応しています。

私自身も、小6と小1の子どもがいます。
上の子どもが生まれた前後に転職活動をしていたので、家庭に対する不安は正直ありました。ですが、安定した事業運営のおかげで、不安はすぐに安心に変わりました。
そのようなバックグラウンドもあり、当社であっという間に10年目を迎えられたのかもしれません。
当社は、家族の方にも安心していただける会社です。
小川さん仕事風景

オープンにコミュニケーションをとれる環境を作りたい

今後の目標は、全体を見て適切な判断を下せる管理職になることです。

課長職に就いたのは今年の4月からなので、マネジメント職としてはまだ入口に立ったばかりです。

現在は、自分自身の成長だけでなく、部下の成長をサポートしたい目線に変わっています。
部下に「この仕事に就いて幸せだな」と思ってほしい想いが強いですね。
そのために、一人ひとりに励ましやアドバイス、助言を続けていきたいです。

よりよいチーム作りとして、お互いにオープンに言い合える環境を作りたいですね。
日々のコミュニケーションが、従業員の満足度アップやモチベーションにつながればいいなと思っています。

僕自身は、これといった専門知識はなく、デスクワーク中心の仕事をしてきました。
今後中途入社される方も、過去にいろいろな経験をお持ちのことでしょう。

僕たちもさまざまな異業種の方の知見を得て、新しい風を取り入れたいです。
当社は上司に伝えて積極的にチャレンジできる社風なので、ぜひアイデアをお待ちしています。

まとめ

穏やかで話しやすい雰囲気をお持ちで、現場やチームを優しく包み込む小川さん。

部下に「ここで働いていてよかったと思ってもらいたい」という熱い想いには心を打たれました。

これからも、小川さんのさらなるご活躍を期待しています!