人の温かさに救われている/渡邉 敦也

緊急事態が発生した時に相談しやすい関係を築く。
焦らず少しずつ仕事に慣れていけば大丈夫。
 

PROFILE

人の温かさに救われている/渡邉 敦也

渡邉 敦也

2019年新卒入社

ビルマネジメント事業本部 工事事業部
工事部 工事一課(本社)
渋谷マークシティの修繕工事を担当

技術職の設備員から工事管理者へ

2019年新卒として入社して、現在5年目です。

入社後は2ヶ月の研修期間を経て、技術職の設備員として現場に配属されました。

配属後3年間は、現場の設備員として勤務していました。
現在は、工事の管理者として事務仕事を中心に行っています。

工事部では、東急が受託している物件のビルオーナー様から「こういう工事をしてほしい」という依頼を受けます。
依頼を受けたらお見積もりを作成するために現地調査をしたり、見積もりを作成したりします。

見積書をビルオーナーさんにお渡しして、受託されたら工事計画書を作成します。
工事計画書とは、工事をするにあたっての基本的な情報や具体的なスケジュール内容を記したものです。
「いつどのような作業をするか」「安全に工事を行うこと」を誰が見てもわかりやすいように記載します。

「まちづくりを視野に入れた設備管理」に興味が湧いた

渡邉さんインタビュー風景
東急プロパティマネジメントに入社したいと思ったきっかけは、私のやりたいことが「設備員として建物の仕組みに携わること」だったからです。

大学では建築学科で建築を学んでいましたが、ゼミでは設備関係を扱っていました。
就職活動では、「設備員として社会に貢献したい」という希望を持って会社を探していました。

東急プロパティマネジメントは、沿線の開発や渋谷再開発など、まちづくりに力を入れているところに魅力を感じました。
「この会社に入社してビル管理をすれば、まちづくりを視野に入れた設備管理ができる」と期待して入社しました。

設備は建物の一つで完結しますが、東急は建物を単体ではなく街全体で捉えて活動しています。
「この会社なら、いろいろな物件を見て学べるだろうな」と可能性を感じました。

入社後は、再開発中の渋谷エリアを中心にいくつかの物件に携わりましたが、地域で連携して事業に取り組むところに東急グループの力を感じました。

現場に注力しながら事務作業に取り組む

ここでは、私のある1日の仕事内容を紹介します。
 

渡邉さんのとある1日の流れ

  • 9:00
    始業

    はじめに、メールチェックを行います。

  • 9:20
    朝礼
    事務作業

    午前は、見積書作成などの事務作業を行います。
    現場に工事の様子をチェックしに行くこともあります。

  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    テナント様との打ち合わせ

    テナント様と、工事の概要や注意事項を共有します。

  • 15:00
    ビルオーナー様との打ち合わせ

    ビルオーナー様とコミュニケーションをとりながら、今後の工事スケジュールの確認・調整を行います。

  • 18:00
    終業

    終業30分前に明日の予定を確認し、1日の業務を終えます。


僕の場合は8時45分には出社して、デスク周りの整理をしていることが多いですね。

事務作業や現場の確認、社内外の打ち合わせなど、1日のスケジュールは変則的です。

基本的には、打ち合わせや工事の予定を優先し、現場に注力したうえで事務作業にあたっています。

テナント様やビルオーナー様に配慮しながら工事を実施する

現在私は、渋谷マークシティの工事を担当しています。

渋谷マークシティは、10万平方メートル以上もある大型の施設です。
管理室には、東急プロパティマネジメントの社員が常駐しています。
工事部の私も、常駐管理者として毎日出入りしています。

時には、夜間の工事に泊まり込みで工事に立ち会うこともあります。
渋谷マークシティは大型複合施設なので、さまざまな業種のテナント様がいらっしゃいます。
工事個所がオフィスや商業施設、ホテルなどに近い場合は、騒音に配慮して一般のお客様がいらっしゃらない夜間に実施しています。

私たち工事部のメイン業務は、工事前の作業計画と事前準備です。
まずは事前準備をしっかり行い、工事開始後は手順書通りに行われているかどうかを責任をもって確認をします。

万が一事故が起きてしまった場合は、緊急連絡網に沿って迅速に対応します。
まず第一に、テナント様やビルオーナー様にご迷惑がかからないように事態を収束させることを念頭に置いて業務にあたっています。

入社後の大きなギャップは、特になかったですね。
入社前に「自分がどのような仕事に就きたいか?」を研究して、イメージ通りの設備員として納得のいく形で業務に携われています。
渡邉さん仕事風景

書類にミスがないように万全のチェックを行う

仕事でのミスは、間違えた情報をもとに見積書を作成してしまうことがありました。

原因は、社内での複数人での確認を怠ってしまったことです。
ビルオーナー様から直接ご指摘をいただき、事態が発覚しました。

ビルオーナー様からも「人間なのでミスがあるのは仕方ないが、二度とこのようなことがないようにしてほしい」とお叱りを受け、深く反省しました。

改善のために、工事部の上司や同僚に協力を仰いで何重にもチェックするようにしました。
お客様にお見せするものなので、忙しい時でも万全に確認をし合うようにしています。
そのおかげで、以前よりもミスが少なくなりました。

現場で動いている以上、いつ重大なミスが起きてもおかしくない状況です。
緊急事態が発生した時に相談しやすい関係や、コミュニケーションが大切だと常々感じています。

ミスは個人ではなくチームや会社として対応することなので、普段から良好な関係を築けていれば、いざ困った時に協力し合えます。
そのため、普段から業務がしやすいですね。

工事部の社員は51名で、実働部隊は一課と二課に各13名ずつ配属されています。(2024年1月22日時点)
うち、渋谷マークシティの担当者は約5名です。
大きな物件では工事件数も年間数十件もあるので一件当たりの負担を軽くしたいと思っています。

現在も、自分が経験したことのない工事にあたることもあります。
周囲には電気や給水、空調などさまざまな専門分野に精通した人がいるので、日々相談しながら、知識を出し合って解決しています。

たくさんの工程を乗り越えて工事を完了した時に達成感

渡邉さん仕事風景
やりがいを感じる時は、工事が計画通りに無事完了した時ですね。

私たちは工事部として、工事の受託から完成までに携わっています。
完成に至るまでには、現地調査やテナント様への告知、日程調整など色々な工程があります。

さまざまな工程やアクシデントを経て完成に至った時は、達成感がありますよ。
会社の売り上げにも貢献できるので、やりがいを感じられますね。

私の場合は、渋谷マークシティの中の設備関連の工事を担当しています。
空調機の改修工事や分電盤の更新工事、排水管の更新工事あるいは整備などに携わっているのですが、だいたい一つ一つの工事は1カ月ほどかかります。

ビルオーナー様でも工事計画を作成されていて、年間の予算に沿って「こういう工事をしてほしい」とあらかじめ伺っています。
さらに細かく「フロアごとに分けてほしい」「今年はこれを、来年はここを修繕してほしい」というご要望を伺いながら少しずつ進めていきます。

入社して初めて自分の力で工事を一から準備して完成まで手配できた時には、成長を感じられました。

先輩に教わりながら少しずつ慣れていけば大丈夫

私が感じる東急プロパティマネジメントの好きなところは、社内の人間が温かく、困った時に親身に寄り添ってくれるところです。

この会社には、本当に温かい人柄の人が多いと感じます。
私の場合は、現場の事務所での仕事のしやすさや質問のしやすさでとても助けられています。

新卒入社の方は、初めての社会人生活ということで自信がある人の方が少ないと思います。
東急プロパティマネジメントは、新入社員の不安にも寄り添ってくれる会社だと感じています。

心配せずに、先輩社員に教わりながら少しずつ慣れていけば大丈夫です。
まずは無理せず、チャレンジしてみてください。
会社としては安全や品質を大事にしているので、焦って事故を起こすとかえって損失になります。

一つ一つ着実に、真面目に見て学んでいただければと思います。

目標は工事管理のスペシャリストになること

渡邉さん仕事風景
今後の目標は、今携わっている工事管理のスペシャリストになりたいです。

私はまだ、常駐としては渋谷マークシティの1物件しか担当したことがありません。
なので、今後は幅広い物件を見て、場数を踏んで経験を積み、多額の工事を受注できたらいいなと考えています。

自分自身の知識も、資格取得などを通じてどんどんスキルアップしていきたいです。
過去に研修センターでの資格支援の講習に参加して資格が取れたこともあるので、今後も積極的にチャレンジしながら会社に貢献したいですね。

まとめ

現場で経験を積み、工事管理者としてキャリアを積み上げている渡邉さん。

実直なお人柄で、一つ一つの業務に対して真摯に対応する渡邉さんの姿勢が印象的でした。

これからも、渡邉さんのさらなるご活躍を期待しています!