様々な価値観を活かせる場所/原 史憲

一つ一つの業務の中で過去の経験が活きている。
これから入社される方にも、前職の経験や価値観を活かしてほしい。
 

PROFILE

様々な価値観を活かせる場所/原 史憲

原 史憲

2022年中途入社

プロパティマネジメント事業本部
PM事業部 PM二部(本社)
東急沿線の商業建物物件を中心に担当
前職:百貨店、不動産

百貨店勤務からプロパティマネジメント業務へ転職

私は、2022年9月に東急プロパティマネジメントに中途入社しました。

新卒採用では、2008年に都内の百貨店に入社しました。
入社後の1年半は婦人服売場にて、2020年8月末まで食品売場で勤務をしていました。

食品売場ではお酒・進物売場や惣菜売場を担当後、物産展バイヤーや売場マネージャーなど様々な業務を経験しました。

その後、商業施設のプロパティマネジメント業務を行う会社を2社経験し、都内や埼玉県の商業施設の管理を担当し、当社に転職しました。

不動産の視点から専門的なプロパティマネジメントに挑戦したい

原さんインタビュー風景
百貨店からプロパティマネジメント業に転職を決意した理由は、不動産業としてテナント様をより深くサポートしたいと考えたからです。

新卒では百貨店に入社し、小売業におけるテナント管理業務に従事しましたが、小売業におけるテナント管理には限界があると感じました。

その後、不動産として商業施設を運営する常駐型プロパティマネジメント業務に興味が湧き、転職をして2社で施設管理を経験しました。

そして、小売業1社と商業系プロパティマネジメント2社を経験して、より不動産に近い専門的なプロパティマネジメント業務にチャレンジしたいという想いが芽生え、ご縁があって東急プロパティマネジメントに入社しました。

これまで在籍していた会社が電鉄系のグループ会社だったことが多く、自然と東急グループにも親近感を感じていました。

今までの経験を活かしながら業務に取り組めた

東急プロパティマネジメントに入社前は、巡回型のプロパティマネジメント業務の経験がなかった点が不安でした。

一つ一つのテナント様に対しての提案や交渉・折衝の経験はあり、契約業務にも携わっていましたが、ビル全体を担当するのは初めてでした。
また、入社時の年齢が37歳だったので、即戦力の年代としてプレッシャーもありましたね。

実際に入社してみると、想像以上に今までの経験が役立っています。
一つ一つの仕事を分解すると、テナント様との契約、交渉やビル全体を管理する中でのスケジュール管理など、ポータビリティスキルを活かせる場面が多くありました。

もちろん未経験な部分もあったのですが、上司や周りのサポートのおかげもあり、なんとか乗り越えられてきたかとは自負しています。

突発的な業務にも対応できるように仕事を調整

ここでは、私のある1日の仕事内容を紹介します。
 

原さんのとある1日の流れ

  • 9:20
    出社

    社内外からのメールやチャットを確認します。
    締め切り期日が迫っている案件や、緊急性の高い案件から優先的に取り掛かるようにしています。

  • 10:30
    社内打ち合わせ

    社内のメンバーとカジュアルミーティングを行います。
    自身の担当物件を運営するうえで、グループ内の別担当の運営事例や類似案件が参考になることがあるため、物件担当間での情報交換やビルオーナー様への提案方法の打ち合わせなどを実施します。

  • 12:30
    昼食

    本社付近は「お得で美味しいランチ」が売りの飲食店が多いので、メンバーと一緒に外食することもあります。
    休憩時間は、前後の打ち合わせなどにより臨機応変にスライドすることもあります。

  • 13:30
    お客様との打ち合わせ

    ビルオーナー様と、今後の物件方針や契約更改の打ち合わせを実施します。
    オンラインミーティングが多いですが、緊急度・重要度によっては対面での打ち合わせも実施し、密に連携するように努めています。

  • 15:30
    社内打ち合わせ

    修繕が必要な箇所についてなど、社内での打ち合わせを行います。
    ビルマネジメント担当や建築担当と修繕や工事の工法・スケジュール・費用感の確認や進捗・計画の打ち合わせを実施します。

  • 18:20
    終業

    当日の打ち合わせや突発対応などで処理しきれなかったメール、チャットを確認します。
    明日以降の業務の見通しや準備を行ったうえで、1日の業務を終えます。


現在は、東急沿線沿いの物件中心にプロパティマネジメントを担当しています。
具体的には、ルーティン業務とイレギュラー業務に分かれます。

ルーティン業務は、テナント様やオーナー様との日々のやりとりです。
テナント様には請求書の発行や月末入金の確認、日々のリレーション、契約更改・解約、空室発生時のリーシング業務などを行います。
オーナー様には、精算表やレポート作成業務、建物全体の修繕工事、実施計画を練っていきます。

イレギュラー業務では、建物の突発的な修繕対応ですね。
築年数が古い物件では、テナント様から「古くなったところが壊れてしまった」「漏水が起きてしまった」という連絡をしばしばいただきます。
また、一つの物件の用途や方向性が変わる時に、お客様と管理契約の見直しを行うこともあります。

突発的な業務が入ることもあるので、常にスケジュールに余力を残しておく必要があります。
残業は、緊急の突発対応や決算対応がある場合に残ることがあります。

入社直後に初めてのリーシング業務を経験

原さんインタビュー風景
壁を乗り越えた経験は、当社に入社して初めてリーシングに関わったことです。

当時、テナントの空き区画がある状態で前任者から引き継いだ物件がありました。
自分がメインの担当になってから「入居したい」という声がかかり、私が新規入居に関わる契約手続きや交渉を行う機会がありました。

今までリーシングには関わったことがなかったので、過去の業務経験でも対応が難しい場面が多く、大変だなと痛感しました。

リーシング未経験者からすると、「空き区画に対して、新しいテナント様と条件面での齟齬がない交渉を行い調整するのかな」というイメージでした。

ところが、実際には多くの関係者と調整を進める必要があり驚きました。
まずオーナー様がいて、新テナント様の仲介担当者、工事担当者、建築担当者、先方の施工担当者、双方の法務担当者など、多くの人と連携・調整をしながら進める必要があります。

責任者としてテナント様の要望が間違って伝わらないように、テナント様の要望と相違がないように調整するところが特に難しかったですね。

一度も経験したことのない業務では先読みができず、常に手探り状態でした。
直属の上司がリーシング経験の豊富な方でしたので、密に連携しながら取り組みました。
課内のリーシング経験者や他部署の建築担当者にも、いろはを教えてもらいましたね。

大変でしたが、リーシング業務の経験が出来たことは、今となっては恵まれていたと思っています。
私のグループの特性上、リーシングがメインの業務ではないので、たまたま携われたのは運がよかったですね。

空き物件は埋まるに越したことはないですし、会社の収益にもつながります。
またリーシングに携わる機会があったら、この経験を活かしていきたいです。

やりがいはオーナー様と信頼関係を築けた時

仕事のやりがいは、オーナー様と信頼関係を築けた時です。

プロパティマネジメントは、オーナー様がいらっしゃる前提の業務です。
私自身は仕事では人見知りをしないタイプですが、それでも最初からオーナー様と打ち解けるのは難しいことです。

表面上はそつなく業務推進を行っていても、実際に信頼していただくまでには時間と行動が必要です。
日々の業務を積み重ねたうえでオーナー様から信頼を得られた時はやりがいを感じますね。

オーナー様の中には、様々なお人柄の方がいらっしゃいます。
日々ご要望や、時にはお叱りの言葉をいただくこともあります。

この仕事は相手のご要望を汲み取ることが大切なので、前職の百貨店で経験したクレーム対応の経験が活きています。

百貨店のお客様は、接客への期待値が高い方が多くいらっしゃいました。
経験値から、時間をかけてコミュニケーションをとることで、少しずつ心を開いていただけると実感しています。

東急プロパティマネジメントは安心してチャレンジできる会社

原さん仕事風景
東急プロパティマネジメントの魅力は、東急グループだからこそ、オーナー様に対してダイレクトに提案や交渉ができることです。

東急の地盤があったうえで、ビル管理の改善などを大胆に提案できるのは、グループ会社のオーナー様ならではの安心感があります。
お互いに東急グループの一員なので、安定した環境のもとで大胆にチャレンジできる環境です。

プロパティマネジメントに関わる会社は多数ありますが、当社はオフィスや商業施設、駅構内の施設、スポーツ関連の物件など、バリエーション豊かな施設のプロパティマネジメント業務を経験できるのも魅力です。
大規模な再開発事業に、プロパティマネジメントの側面から携われるのも面白いですね。

また、働き方に関しても、在宅勤務やサテライト勤務などの働く環境が整備されています。
私が見ている中でも、リモートワークを活用しながら効率的に働く社員が多いなと感じています。
自分自身のスケジュールに合わせて働きやすいのは嬉しいポイントです。

様々な経験を活かしながら活躍できる場所

当社には、プロパティマネジメント業務に限らず様々な前職経験、価値観を持った社員がいます。

キャリア採用には、プロパティマネジメント業務の経験がある人だけでなく、まったくの異業種から転職された方やグループ会社から出向で来た人も多くいます。
会社としても、様々な視点からの意見を集約したいという想いもあるでしょう。
未経験の方も、成長していける環境であると感じています。

社内には、多種多様な経験・価値観をもったスタッフや様々な勤務形態の方がいます。
「こういうのが普通だよね」という型がなく、多様性や自由さを大切にしながら自分の価値観を実現しやすい会社です。

業務を内製化し、より専門性を高めていきたい

原さん仕事風景
今後の目標は、物件に関しての内製化を進めることです。

東急プロパティマネジメントの強みは、プロパティマネジメントとビルマネジメントの両方の事業部があることです。

過去に自分が担当していた物件に対して「プロパティマネジメント業務とビルマネジメント業務」の両方を他社から当社へ受委託し内製化した経験があり、今後も当社の強みを活かすべく内製化に注力したいですね。

また、新規物件のセットアップ等、運営上の新スキームを構築するなど専門性の高い業務に携わっていきたいです。

これからも経験を積みながら、新しいチャレンジを続けていきたいです。

まとめ

前職の百貨店業界や不動産業界で培った経験を活かし、日々アグレッシブに挑戦を続ける原さん。

キャリア採用の社員から見た東急プロパティマネジメントの魅力も伺うことができました。

今後も、原さんのさらなるご活躍を期待しています!